专利摘要:
本発明は、ブロー成形または延伸ブロー成形によって容器、特にボトルを製造する型についての型底部(13)に関し、上記容器は、本体部と、王冠形状をなす周辺基部(15)を備える容器底部(14)と、を有し、周辺基部は、内側から中央領域(16)に接続され、中央領域は、容器底部(14)の中心軸(Y)回りで等距離に周方向で配置された複数の径方向突出部と交互に配置された複数の径方向押印部(17)からなる。容器底部(14)の中央領域(16)を成形するため、型底部(13)は、型底部の軸(X)について周方向に等距離で配置されかつ軸(X)についてほぼ径方向で延在する複数の径方向突出枝部(19)と、枝部(19)が接続される側方壁部(21)を備える中央幹部(20)と、前記枝部を互いに周方向で分離する角張った部分を形成する中間部(22)と、を備える。型底部(13)は、径方向突出枝部(19)それぞれが傾斜面の形態をなす上側部分(23)であって湾曲部の少なくとも2つの曲点(24、25)を有して中央から周辺に向けて降下する上側部分(23)を有することを特徴とする。
公开号:JP2011509195A
申请号:JP2010541092
申请日:2009-01-05
公开日:2011-03-24
发明作者:ミッシェル・ブコブザ
申请人:シデル・パーティシペーションズ;
IPC主号:B29C49-48
专利说明:

[0001] 本発明は、概してブローまたは延伸ブロー成形によって、PET(ポリエチレンテレフタレート)のような熱可塑性材料で形成された容器、特にボトルを製造する分野に関する。]
背景技術

[0002] 容器のうち最も製造が困難な部分は、底部である。実際には、容器の底部が容器内に収容されている液体柱の重量を支持しており、底部が十分な機械的強度を有していない場合、底部がその形状を失って容器がもはや支持部上で安定した方法で置かれなくなる。]
[0003] そのため、底部は、容器の部分であって、十分に大きな材料の厚さによって延伸を遅くすることと形成を困難とすることとが生じるというまさにその事実により、ブロー成形または延伸ブロー成形工程による正確な形成の実行が最も困難である部分である。]
[0004] 容器底部の中央部分が潰れることは、壁部の位置及び/または傾斜を変更する。容器は、平坦な支持部上ではもはや安定して置かれない。]
[0005] 底部の機械的強度を改善するため、底部は、複数の凹状及び凸状の起伏部を有する実に複雑な形状を有し、起伏部を正確に形成することは、所望の機械的強度をもたらす。]
[0006] 底部の任意の場所において、液体の重量及び内圧の下で底部が潰れることを防止するため、機械的強度が十分である必要がある(このタイプの容器は、しばしば炭酸飲料を収容する)。]
[0007] さらに、底部の複雑な形状は、容器底部を正確に形成することを可能とするため、ブロー成形条件、特にブロー圧の十分な制御を必要とする。]
[0008] 底部領域における材料の正確な変形は、これまで高圧(主として40×105Paのオーダー)下でのブロー成形工程を実行することによって達成されており、ブロー成形工程は、材料の正確な変形を可能とし、毎時数千の容器の高速な製造を実行することに活用される。]
[0009] しかしながら、このような高圧下で吹込流体(一般に空気)を形成することは、消費される材料及び電気エネルギーの点から非常にコストが掛かり、そうすると、製造者は、節約することを望む。さらに、製造速度の増大は、現在の製造条件下ではもはや想定されない。]
[0010] また、我々は、非常に角張った経路を重要視しており、材料は、半球状をなす初期プリフォームの底部を結果として生じる変形中において、(ほぼ円錐状の表面に基づいて)反転した幾何配置を有する壁部に向けてこの経路にしたがっており、材料は、位置に応じて、90°またはそれ以上に達しうる角張った経路にしたがう。]
[0011] これは、この領域における材料の著しい厚さと組み合わされ、成形キャビティの壁部を材料で十分に被覆することができず、かつ型に接している材料の冷却不足を招く、すなわち、これにより、容器の底部または容器の底部の特底部分における品質欠陥がもたらされる。さらに、材料におけるこの大きな角張った経路は、所定時間を要する。]
[0012] 熱可塑性材料の容器の製造者は、常に、経済的な製造条件を改善することに努めている一方、可能ならば(型に接するように材料を十分に被覆できないこととなる)十分に低いブロー圧の下で、特に製造速度をさらに増大させた(成形中に材料がより迅速に取り扱われなければならない)状態で、必要な熱可塑性材料が少ない容器を製造しようと努めている。]
[0013] 吹き込みが最も困難な部分は、型底部のうち型底部の中心軸から最も離れている部分である。]
[0014] プリフォームを構成する吹き込まれた材料が堆積して上記材料が型底部全体にわたって自由に吹き込まれることを防止する可能性がある領域がある場合に、困難性はさらに著しくなる。]
[0015] 図1は、従来技術におけるそのような型底部を示す図である。] 図1
[0016] 図1に示すように、型底部1は、ブロー成形または延伸ブロー成形によってPETのような熱可塑性材料で形成されたプリフォームから容器、特にボトルを製造する型を対象としており、容器は、本体部と、王冠形状をなす周辺座部であって内側が中央領域に接続された周辺座部を有する容器底部と、を有し、中央領域は、複数の径方向突出部と交互に配置された複数の径方向押印部であって容器底部の上記中心軸回りで等距離に周方向で配置された複数の径方向押印部からなる丸天井部を形成する。型底部1は、上記容器底部の上記中央領域を成形するため、
− 型底部1の軸X回りに周方向で等距離に配置されかつ軸Xについてほぼ径方向に延在する複数の径方向突出枝部2と、
− 枝部2が接続される側方壁部4を有する中央幹部3と、
− 上記枝部2を互いに一定に離間させる角張った領域の一部を形成する中間部5と、
を有する。] 図1
[0017] 型底部1は、より具体的には、充填が高温で実行されること、すなわち高温液体が充填される容器の成形を可能とすることを目的としている。これら容器は、「HR」(耐熱)と一般的に称される。]
[0018] しかしながら、従来技術において、各径方向突出枝部2は、2つのほぼ直線的なサブ部分7、8であって互いに凹状の接続領域9によって接続されたサブ部分7、8を形成する平面状の上側部分6を有し、第1サブ部分7は、ほぼ直線的でありかつ中央幹部3の側方壁部に接続されており、第2サブ部分は、軸Xに対してほぼ傾斜している。]
[0019] さらに、角張った境界部11は、幹部3の側方壁部4と底部支持部10との間にある各中間部5に形成されている。]
[0020] このため、図1における型底部1に基づいて、幹部3の上端部12とは反対側の底部からの高温の非晶質材料は、突出枝部2の第1サブ部分7に堆積して部分的にのみ広がって流動し、高温材料を型底部の周辺部に供給し、これにより容器の座部を形成することができる。さらに、中間部5の角張った境界部11は、高温の吹き込まれた材料によって実現されることが困難である。] 図1
発明が解決しようとする課題

[0021] したがって、プリフォームの底部から高温非晶質材料を拡散させることを容易とし、型底部の周辺部に供給しかつより厚く硬い容器座部を形成することが可能とすることができる型底部を製造することは、特に有用である。また、突出枝部間の中間部のレベルを含む型底部のどの点においても高温材料を被覆することを容易とする型底部を得ることは、特に有用である。]
課題を解決するための手段

[0022] 従来技術に関連する問題を解決するため、本発明は、第1の形態において、ブロー成形または延伸ブロー成形によってPETのような熱可塑性材料で形成されたプリフォームから容器、特にボトルを製造する型についての型底部に関し、容器は、本体部と、王冠形状をなす周辺座部であって内側が中央領域に接続された周辺座部を有する容器底部と、を有し、中央領域は、複数の径方向突出部と交互に配置された複数の径方向押印部であって容器底部の中心軸回りで等距離に周方向で配置された複数の径方向押印部からなる丸天井部を形成し、当該型底部は、上記容器底部の上記中央領域を成形するため、型底部の軸について周方向で等距離に配置されかつ軸についてほぼ径方向に延在する複数の径方向突出枝部と、枝部が接続される側方壁部を有する中央幹部と、複数の枝部を互いに一定に離間させる角張った部分の一部を形成する中間部と、を有し、当該型底部は、径方向突出枝部それぞれが、中央から周辺に向けて下方に傾斜する傾斜面の形態をなす上側部分であって湾曲部の少なくとも2つの曲点を有する上側部分を有し、これにより、ブロー成形または延伸ブロー成形中において、吹き込まれたプリフォームの底部から吹き込まれた材料が、枝部の上側部分を覆うように流動することがより容易になり、このため、吹き込まれた底部から非晶質材料が広がること及び下方に流動運動することを改善することが可能であることを特徴とする。]
[0023] プリフォームから吹き込まれた材料が広がること及び下方に流動運動を改善して最適にすることを可能とするため、上側部分は、凸状部分そして第2凹状部分に続かれる第1凹状部分を有する。]
[0024] 同様に枝部間の中間部において吹き込まれた材料が広がること及び下方に流動運動を容易にするため、枝部と枝部とは、同一の底部支持部上に形成されており、中間部それぞれは、幹部の側方壁部を部分的に覆ってかつ底部支持部を部分的に覆って延在し、凹状移行領域は、幹部の側方壁部と底部支持部との間に設けられている。]
[0025] 吹き込まれた容器底部の内部強度を増大させるため、及び、2つの直接隣接した枝部間の平滑な平面の変形を防止するため、少なくとも中間部は、2つの直接隣接する枝部間で周方向に等距離で位置する凸状尾根を有する棒状部を有する。]
[0026] 有利な形態において、棒状部は、幹部の側方壁部を部分的に覆ってかつ底部支持部を部分的に覆って延在する。]
[0027] 有利には、底部支持部上に形成された中間部の部分の傾斜は、0°と30°との間、好ましくは10°と15°との間である。]
[0028] 有利には、枝部それぞれによって形成される角張った領域は、10°と55°との間、好ましくは20°と25°との間である。]
[0029] 同様に有利には、幹部の上面と枝部との間の軸方向距離は、0mmと10mmとの間、好ましくは3mmと4mmとの間である。]
[0030] 第2の形態において、本発明は、ブロー成形または延伸ブロー成形によって容器、特にボトルをPETのような熱可塑性材料を用いて製造する成形装置に関し、容器は、本体部と、王冠形状をなす周辺座部であって内側が中央領域に接続された周辺座部を有する底部と、を有し、中央領域は、複数の径方向突出部と交互に配置された複数の径方向押印部であって底部の上記中心軸回りで等距離に周方向で配置された複数の径方向押印部からなる丸天井部を形成し、当該成形装置は、少なくとも3つの部分からなる少なくとも1つの型を備え、部分の型底部は、容器の底部における上記中央領域を形成するため、型底部の軸に対して周方向で等距離に配置されかつ軸に対してほぼ径方向に延在する複数の径方向突出枝部と、上記枝部が接続される側方壁部を有する中央幹部と、複数の枝部を互いに一定間隔とする角張った部分の一部を形成する中間部と、を有し、当該成形装置は、型底部が上述のように構成されている。]
[0031] 本発明は、例示目的であって本発明の範囲を制限するものではなく設けられかつ添付の図面に基づいた実施例を用いて説明される。]
図面の簡単な説明

[0032] 従来技術における型底部を示す頂部斜視図である。
本発明における型底部から得られた容器底部を示すスリークォーター斜視図である。
本発明における型底部を示すスリークォーター斜視図である。
型底部から径方向に突出する枝部を示す断面図である。
本発明における型底部を示す部分軸方向断面図である。
本発明における型底部の実施形態を示す頂部斜視図である。]
実施例

[0033] 本発明における型底部13は、図3から図6に示すように、より具体的にはPETのような熱可塑性材料で形成されたプリフォームからブロー成形または延伸ブロー成形によって容器、特にボトルを製造する型を対象としており、容器は、本体部と、図2においてスリークォータビュー(3/4ほど見えている)ように、容器底部14と、を有し、容器底部14は、王冠形状をなす周辺座部15であって丸天井部を形成する中央領域16に内側が接続された周辺座部15を有し、丸天井部は、複数の径方向突出部18と交互に配置された複数の径方向押印部17からなり、複数の径方向押印部17は、容器底部4の中心軸Y回りで等距離に配置されている。] 図2 図3 図6
[0034] 型底部13は、容器底部14の中央領域を成形するため、
− 複数の径方向突出枝部19であって、軸回りで等距離に配置され、型底部13の軸Xに対してほぼ垂直に延在する径方向突出枝部19と、
− 上記枝部19が接続される側方壁部21を有する中央幹部20と、
− 枝部19を互いに周方向で分離する角張った部分の一部を形成する中間部22と、
を有する。]
[0035] 本発明において、各径方向突出枝部19は、中央から周縁に向けて(すなわち、型底部13の中心軸Xから外方に向かう径方向において)下方向に傾斜する傾斜面の形態にある上側部分23(すなわち、各枝部19から最も突出した領域または面)を有し、上側部分23は、湾曲部における少なくとも2つの曲点24、25を有し(突出枝部19を示す断面図である図4参照)、上側部分23のため、ブロー成形または延伸ブロー成形中において、吹き込まれたプリフォームの底部から吹き込まれた材料は、径方向突出枝部19の上側部分23を覆うようにより容易に流動し、これにより、プリフォームの底部からの非晶質材料が広がることと下方向に向けて流動する運動とを改善することが可能となる。「湾曲部の曲点」の記載は、湾曲部が凸状であると湾曲部が凹状になり始める点及びその逆、すなわち湾曲部が凹状であると湾曲部が凸状になり始める点を意味することが理解される。] 図4
[0036] 具体的には、本発明の好ましい実施形態において、各枝部19の上側部分23は、第1凸状部分26を有し、第1凸状部分26には、凹状部分27、そして第2凸状部分28が続く(図4及び図5参照)。より具体的にかつ図4において明確に示されるように、各突出枝部19は、点Aから点Bに向かう断面に対応する第1凸状部分26を有し、点Bは、突出枝部19の上側部分23における湾曲部の第1曲点24に対応する。凹状部分27は、断面において点Bと点Cとの間に形成されており、点Cは、突出枝部19の上側部分23における湾曲部の第2曲点25に対応する。そして、第2凹状部分28は、断面において点Cと点Dとの間に形成されており、点Dは、突出枝部19が底部支持部29に再結合する点に対応する。] 図4 図5
[0037] 枝部19及び幹部20は、同一の底部支持部29上に形成されている。図示された本発明の実施形態において、枝部19の各上側部分23は、2つの凸状部分26、28によって両側を囲まれた凹状部分27を有する湾曲部の2つの曲点のみを有することに留意すべきである。それにもかかわらず、湾曲部の2を越える曲点を有することは可能であり、プリフォームの底部から吹き込まれた非晶質材料が突出枝部19の上側部分23へ流動することを容易としかつ改善する。]
[0038] さらに、角張った部分を形成する中間部22それぞれは、幹部20の側方壁部21を部分的に覆ってかつ底部支持部29を部分的に覆って延在し、凹状移行(または接続)領域30は、幹部20の側方壁部21と底部支持部29との間に設けられており(図3参照)、これにより、この中間部22に吹き込まれた熱可塑性材料の流動を容易とし、幹部20の側方壁部21と底部支持部29との間の角張った境界を有さず、角張った境界は、材料の流動を阻害し、また、吹き込まれた熱可塑性材料で完全に被覆させることを困難とする。] 図3
[0039] 本発明における型底部によって形成された丸天井部の強度を改善し、図4に示すように2つの直接隣接した枝部19間の滑らかな平面の変形を防止するため、少なくとも1つの中間部22は、2つの直接隣接した枝部19間に等距離に周方向で配置された凸状尾根を有する棒状部31を有し、棒状部31は、幹部20の側方壁部21を部分的に覆ってかつ底部支持部29を部分的に覆って延在する。好ましくは、凸状尾根を有する棒状部31は、4つの突出枝部19を有する型底部のために、かつ/または、吹き込まれ/成形される大容量の(すなわち、0.5L以上の容量を有する)容器を可能とするために設けられている。] 図4
[0040] 一例としてかつ図5で明確に示されるように、底部支持部29上に形成された中間部22部分の傾斜角度α、すなわち軸Xを横断する平面と底部支持部29上に形成された中間部22部分により形成され平面との間の角度は、0°と30°との間、好ましくは10°と15°との間である。] 図5
[0041] 図6に示すような5つの枝部19を有する型底部13について、各突出枝部19によって形成された角張った部分θは、10°と55°との間、好ましくは20°と25°との間である。突出枝部19の角張った部分θは、中心O(Oは、軸Xの通過点に対応する型底部13の中心点である)が軸Xを横断する平面内に形成され、かつ軸Xと突出枝部19の上側部分23における側端点Q、Q’とを通過する2平面P及びP’によって形成され、点Q及びQ’は、互いに対して間隔が最大になるように、軸Xを横断するほぼ同一平面に位置する上側部分23の側点であることを意味することが理解される。] 図6
[0042] 中央幹部20の上面と突出枝部19との間の軸方向距離hは、0mmと10mmとの間であり、好ましくは3mmと4mmとの間である。すなわち、距離hは、幹部20の最高面を通過して軸Xを横断する平面と点A、すなわち突出枝部19の上側部分23の最高点を通過して軸Xを横断する他の平面との間の距離に対応する。高さHは、図5に示すように、型底部13の全体の最大高さに対応しており、成形される容器の寸法特性に応じて可変である。] 図5
[0043] さらに、図5に示すように枝部19の軸断面において頂点E及びFであって点Eが第1凹状部分26の頂点に対応し、点Fが第2凹状部分28の頂点に対応する頂点E及びFを通過する線を考慮すると、線(EF)と凹状部分の頂点Gであって線(EF)に垂直な線にしたがって測定した頂点Gとの間の最大距離をfと称する場合、距離fは、0mmと6mmとの間、好ましくは0.2mmと2mmとの間である。] 図5
[0044] さらに、第1凹状部分26の曲率半径は、第2凹状部分28の曲率半径の0.3倍と2倍との間、好ましくは第2凹状部分28のこの曲率半径の0.5倍と1倍との間であることに留意すべきである。]
[0045] その上、各突出枝部19について、枝部の上側部分23と枝部の側方部分33、34と型底部13の残りの部分とを接続する領域32があることに留意すべきである。より具体的には、この接続領域32は、一方において、中央幹部20の側方壁部21と底部支持部29との間に延在し、他方において、枝部19の側方部分33、34と上側部分23との間に延在し、点A、Q及びQ’は、枝部19の上側部分23とこの接続領域32との間の接合部の高さに位置する。]
[0046] 本発明における型底部13は、4つ、5つ(図3に示すように)または6つの突出枝部19を有してもよいことに留意すべきである。一般的には、型底部13は、吹き込まれた容器の寸法特性(例えば容量)及び容器の重量に適した複数の突出枝部19を備える。好ましくは、4つの枝部19を有する型底部13は、具体的には矩形の容器をブロー成形することを対象としており、型底部13の各枝部19は、吹き込まれた矩形の容器における角張った角部に向けられている。] 図3
[0047] 他の実施形態において、本発明は、同様にブロー成形または延伸ブロー成形によって容器を製造する成形装置に関し、成形装置は、上述したような構成の型底部を有する少なくとも3つの部分からなる少なくとも1つの型を備える。]
[0048] 13 型底部、14容器底部、15周辺座部、16中央領域、17径方向押印部、18 径方向突出部、19 径方向突出枝部,突出枝部,枝部、20 中央幹部,幹部、21側方壁部、22 中間部、23 上側部分、24,25曲点、26 第1凹状部分、27凸状部分、28 第2凹状部分、29底部支持部、30 凹状移行領域、31 棒状部、h軸方向距離、X 軸,中心軸、Y 中心軸、α 傾斜、θ 角張った領域]
权利要求:

請求項1
ブロー成形または延伸ブロー成形によって容器、特にボトルをPETのような熱可塑性材料で形成されたプリフォームから製造する型についての型底部(13)であって、前記容器は、本体部と、王冠形状をなす周辺座部(15)であって内側が中央領域(16)に接続された周辺座部(15)を有する容器底部(14)と、を有し、前記中央領域(16)は、複数の径方向突出部(18)と交互に配置された複数の径方向押印部(17)であって前記容器底部(14)の中心軸(Y)回りで等距離に周方向で配置された複数の径方向押印部(17)からなる丸天井部を形成し、当該型底部(13)は、前記容器底部(14)の前記中央領域(16)を成形するために、−当該型底部の軸(X)について周方向で等距離に配置されかつ前記軸(X)についてほぼ径方向に延在する複数の径方向突出枝部(19)と、−前記径方向突出枝部(19)が接続される側方壁部(21)を有する中央幹部(20)と、−複数の前記径方向突出枝部(19)を互いに一定に離間させる角張った部分の一部を形成する中間部(22)と、を有し、当該型底部(13)は、前記径方向突出枝部(19)それぞれが、中央から周辺に向けて下方に傾斜する傾斜面の形態をなす上側部分(23)であって湾曲部の少なくとも2つの曲点(24、25)を有する上側部分(23)を有し、これにより、ブロー成形または延伸ブロー成形中において、吹き込まれたプリフォームの底部から吹き込まれた材料が、前記径方向突出枝部(19)の前記上側部分(23)を覆うように流動することがより容易になり、このため、吹き込まれたプリフォームの底部から非晶質材料が広がること及び下方に流動運動することを改善することが可能であることを特徴とする型底部。
請求項2
前記上側部分(23)は、凸状部分(27)そして第2凹状部分(28)に続かれる第1凹状部分(26)を有することを特徴とする請求項1に記載の型底部。
請求項3
前記径方向突出枝部(19)と前記中央幹部(20)とは、同一の底部支持部(29)上に形成されており、前記中間部(22)それぞれは、前記中央幹部(20)の前記側方壁部(21)を部分的に覆ってかつ前記底部支持部(29)を部分的に覆って延在し、凹状移行領域(30)は、前記中央幹部(20)の前記側方壁部(21)と前記底部支持部(29)との間に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の型底部。
請求項4
少なくとも前記中間部(22)は、2つの直接隣接する前記径方向突出枝部(19)間で周方向に等距離で位置する凸状尾根を有する棒状部(31)を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の型底部。
請求項5
前記棒状部(31)は、前記中央幹部(20)の前記側方壁部(21)を部分的に覆ってかつ前記底部支持部(29)を部分的に覆って延在することを特徴とする請求項4に記載の型底部。
請求項6
前記底部支持部(29)上に形成された前記中間部(22)の部分の傾斜(α)は、0°と30°との間、好ましくは10°と15°との間であることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の型底部。
請求項7
前記径方向突出枝部(19)それぞれによって形成される角張った領域(θ)は、10°と55°との間、好ましくは20°と25°との間であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の型底部。
請求項8
前記中央幹部(20)の上面と前記径方向突出枝部(19)との間の軸方向距離(h)は、0mmと10mmとの間、好ましくは3mmと4mmとの間であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の型底部。
請求項9
ブロー成形または延伸ブロー成形によって容器、特にボトルをPETのような熱可塑性材料を用いて製造する成形装置であって、前記容器は、本体部と、王冠形状をなす周辺座部(15)であって内側が中央領域(16)に接続された周辺座部(15)を有する底部(14)と、を有し、前記中央領域(16)は、複数の径方向突出部(18)と交互に配置された複数の径方向押印部(17)であって前記底部(14)の中心軸(Y)回りで等距離に周方向で配置された複数の径方向押印部(17)からなる丸天井部を形成し、当該成形装置は、少なくとも3つの部分からなる少なくとも1つの型を備え、前記部分の型底部(13)は、前記容器の前記底部(14)における前記中央領域(16)を成形するため、−前記型底部の軸(X)に対して周方向で等距離に配置されかつ前記軸(X)に対してほぼ径方向に延在する複数の径方向突出枝部(19)と、−前記径方向突出部(19)が接続される側方壁部(21)を有する中央幹部(20)と、−複数の前記径方向突出部(19)を互いに一定間隔とする角張った部分の一部を形成する中間部(22)と、を有し、当該成形装置は、前記型底部(13)が請求項1から8のいずれか1項に記載の型底部にしたがって構成されていることを特徴とする成形装置。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
US10392151B2|2019-08-27|Lightweight container base
US10279530B2|2019-05-07|Wave-type pressure compensating bases for polymeric containers
KR890000229B1|1989-03-11|내압성 플라스틱 용기 및 그 성형방법
AU2006236674B2|2010-09-23|Method for manufacturing blow molded containers, a base assembly for forming the containers and such a container
AU709519B2|1999-09-02|Improvement in thermoplastic-resin parisons and related manufacturing process
US4372455A|1983-02-08|Thin walled plastic container construction
JP3135995B2|2001-02-19|ボトル
CN102741126B|2016-02-24|塑料容器
KR100713681B1|2007-05-02|합성수지제 보틀형 용기
US4785948A|1988-11-22|Blow molded plastic container having a reinforced wall structure and preform therefor
CA2436121C|2008-12-23|Plastic bottle with champagne base
US4035455A|1977-07-12|Method for blow molding a hollow plastic article having a concave base
US5005716A|1991-04-09|Polyester container for hot fill liquids
AU2010241376B2|2011-09-22|Container and method for blowmolding a base in a partial vacuum pressure reduction setup
US8950611B2|2015-02-10|Container comprising a bottom equipped with a deformable membrane
US9862518B2|2018-01-09|Plastic container with improved sidewall configuration
US9758271B2|2017-09-12|Container having a bottom provided with a vault with a double indentation
US20100301524A1|2010-12-02|System and Method for Forming a Container Having A Grip Region
US8881937B2|2014-11-11|Mould for blowing vessels with reinforced bottom
US8668101B2|2014-03-11|Method and apparatus for making a light weight container
US8747727B2|2014-06-10|Method of forming container
RU2096288C1|1997-11-20|Пластиковый формованный выдуванием контейнер
CN101980922B|2014-10-22|具有容积吸收面板的容器基座
US20070012648A1|2007-01-18|Container base with releaved corner geometry
CN104169177B|2016-11-23|具有管状部件的金属包装件
同族专利:
公开号 | 公开日
EP2229270B1|2016-03-23|
FR2926034A1|2009-07-10|
MX2009011150A|2009-11-10|
CN101754847B|2013-05-22|
CN101754847A|2010-06-23|
US20100119643A1|2010-05-13|
US8272863B2|2012-09-25|
FR2926034B1|2010-01-22|
EP2229270A2|2010-09-22|
WO2009092930A2|2009-07-30|
WO2009092930A3|2009-10-08|
JP5432181B2|2014-03-05|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-12-21| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111220 |
2013-02-15| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130215 |
2013-02-27| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130226 |
2013-05-18| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130517 |
2013-07-24| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130723 |
2013-09-07| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130906 |
2013-10-31| TRDD| Decision of grant or rejection written|
2013-11-06| A01| Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131105 |
2013-12-12| A61| First payment of annual fees (during grant procedure)|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131205 |
2013-12-13| R150| Certificate of patent or registration of utility model|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5432181 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
2016-12-06| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2017-12-12| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2018-12-04| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2019-12-03| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2020-12-03| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
2021-11-29| R250| Receipt of annual fees|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]